今回は船の話です。
船の部分を指すカタカナでスクリューやブリッジ(船橋・せんきょう)などは耳にすることが多いかと思います。
バルバス・バウという言葉をご存じでしょうか。
英語で「Bulbous(球根状の)」 「Bow(船首)」と書き、日本語では「球状船首」となります。
この写真では船体下側の黒く塗られた部分、喫水線の下の丸い出っ張りのことです。
「船首(せんしゅ)」とは「船の先端部」という意味です。
船首は船が前進する際に波をかき分け、最も水の抵抗を受ける場所です。この部分の抵抗を減らせば減らすほど、船の速度はあがり燃費もよくなるので、昔から形状に様々な工夫が凝らされてきました。その結果、船首の下方、船底部分に丸い出っ張りがある「球状船首」が効果的ということが20世紀初めに発見され、それから現在まで多くの船でこの形状が採用されています。
船の形状に少しでも興味がある方なら「バルバス・バウ」「球状船首」と聞けば、この船底下部の膨らみをイメージするでしょう。
しかし最近このバルバスバウ界に、既存の概念を根底から覆す新星が現れました。
それがこの船です。
今年の五月頃に東京湾に停泊していたものですが、見たこともない船だったので思わず写真を撮ってしまいました。
「なとり」という名のコンテナ船で画像右側が船首です。
通常の船では平坦であるべきところの船首甲板部に、丸く大きな構造物があります。これは操舵室と居住区を備えたブリッジだそうです。
今までのコンテナ船やタンカーのブリッジは、角状でだいたい船体の最後尾に位置するのが普通でしたが、この「なとり」はその真逆をいっています。
なんでもこの船体形状だと、正面からの風圧抵抗を30%ほども減らすことができるそうです。
私は船の形なんて今以上にはたいして進化しないだろうと思っていましたが、まだまだ改善の余地はあるんですね。
ところで「なとり」のこの前部形状を、「球状船首」と呼ぶそうです。この船を作った造船所のホームページにそう書かれているので間違いありません。
はて?
たしかに語句としては全く間違っていないけど、それでは今までの船底下部の出っ張りと区別がつきませんぞ??
私がちょろっと調べた限りでは、区別の仕方について触れている記事などはありませんでした。
ちなみにこの「なとり」は船底下部の球状船首も備えています。
航海中に「バウが損傷した!!」という事態になった時、「え、バウ?上の?下の?」とアタフタしちゃいませんかね?
しかしこの船、太ったネッシーが海面から顔を出してノンビリしているみたいで、なんだかかわいいですな。

写真でみると、たくさん並んでいるもののごく小さい歯で、そんなに強そうには見えないかもしれません。しかし、うっかりこいつの口に手を突っ込んで歯に触れてしまうと、 ふすっ という感じで抵抗なく刺さって切れます。切れ味がよいからあまり痛くはないんだけど、何故かなかなか血が止まりません。
私がこの大平丸ブログを受け持ってから三回目の夏が過ぎましたが、自分で思いますが「海の様子がおかしい」ということをよく書いています。
この写真では半分剥げていますが、通常は黒い粘膜状のもので覆われています。そしてこの黒い粘膜に毒を作り出す組織があるようで、要はこれが毒です。ただこの毒、指で触っても痛くもないしシビレもしません。刺されて体内に入った時から効力を発するようです。
写真の上方向が針の先端で、そちらから敵に突き刺さります。拡大してみるとこのように、両端に刺突方向とは逆向きに細かな刃が隙間なく並んでいます。



うちの船は今人員不足なので、スズキを拾う人間が減ると大変なのですが、しかしスズキを拾う時点で誰かがアカエイに刺されてしまうと更なる戦力ダウンになってしまうので、アカエイ拾い専属の人間は大事な役目なのです。
今月初め、強い南風が吹き続けていたある日の夜、船橋港の護岸の角、吹き溜まりのような場所で見つけたものです。
白い花びらが水面に舞い落ちたようにも見えるこれは、トビウオの稚魚です。500円玉にちょうど収まるくらいの大きさです。
これは花びらサイズの群れの近くに一匹だけ泳いでいた、少し大きめの稚魚です。体長は5cmほどでした。もはや成魚と殆ど同じ形をしています。そしてこいつはもう泳ぎを覚えていました。
いちおう成魚の写真も載せておきます。
仕事の合間に急いで写真を撮ったので全長は測れませんでしたが、この魚が入っている小判型のカゴの下辺の長さが40センチなので、上の写真のイシダイは40センチ少々の大きさです。
一番大きかったこれはたぶん、60センチ近くあるでしょう。重さが3・4キロでした。