投稿者「daiheimaru」のアーカイブ

2024.6.29 アカエイの持ち方

仲間がアカエイに足を刺されました。

船のデッキ上で、大量のコノシロとクラゲの下に埋もれて見えなかったアカエイを踏んでしまい刺されたようです。

長靴をたやすく貫いた針は足の側面に深々と刺さり、大変痛そうでした。

思えば船団で仲間がエイに深く刺されたのは数年ぶりで、その苦しみようを久し振りに目の当たりにしてエイの危険性を再認識しました。

ただ、危険とはいってもエイから攻撃を仕掛けてくることはありません。
事故は、お互いが接近に気付かず触れ合ってしまった場合に起こります。

姿が見えない場合の対処法はありませんが、陸上で本体が見えている場合の安全な持ち方についてならば私達にはノウハウがあります。

持ち方は二つあり、噴水孔に指をいれるか、尾の先端を掴む方法です。


それぞれ長所と短所がありますが、まずは噴水孔から説明します。

噴水孔とは体の上面の前部、目のすぐ後ろにある二つの穴で、人間でいう鼻のようなものです。

ここに親指と中指を入れると大変持ちやすく、投げるのも楽なのですぐに海に返せます。

短所は、尾はフリーなのでエイはブンブン振り回すので、尾の可動範囲を見切っていないと自分にも周囲にも危険を及ぼすことです。

尾の先端をつかむのは、細くて動く先端をキャッチするのがちょっと難しいうえに毒針が近いので少々危険です。
しかしエイの尾はしなやかに動くもののパワーは全くないので、一度しっかりとつかんで持ち上げてしまえば、もう危険はありません。

噴水孔、尾、どちらをつかむにしても、自分の体がエイの上方向にあると刺される恐れがあります。

緑の範囲くらいが毒針の到達距離で、背面のほとんどは危険区域です。
なので前後方向、水平方向からつかみに行くのが安全です。

2024.5.29 もじゃこ 漁業許可

コハダを狙って漁をしていたら、網に「もじゃこ」が混じってきました。

「もじゃこ」とはあまり耳慣れない言葉と思いますが、ブリの幼魚の事で過去に記事にしたことがあります。

「わかし?」↓

https://daiheimaru.com/daiheimaru/1176/

混じってきたモジャコの扱いですが、小さすぎる上に数も数尾しかいないため廃棄されてしまいます。

もったいないので貰って帰り刺身で食べたところ、あっさりしているもののちゃんとブリ系のおいしい魚の味がして、良いオカズになりました。

さて、今回のタイトルの漁業許可についての話になります。

私は今までモジャコなんて売り物にならないだろうと思っていたのですが、実は養殖ブリの元になる重要な資源で、捕獲には許可が必要なものなのでした。

正確にいうと、千葉県ではモジャコは15cm未満と規定されており、今回私が食べたものはモジャコではなくワカシなのでセーフでした。

しかし私が過去記事で書いた時のものは12~3cmでした。

当然ながら狙って漁獲したものではありませんが、規則に照らせば違反になってしまいます。

六年前のことは今となってはどうしようもありませんが、今後、モジャコが網に入ったらはどうすればいいのか?

漁協の人に聞いてみたところ、
「生きていたらすぐに放流してください。死んでいたらそのまま処分してください。」
「他人に渡すのもいけません」とのことでした。

雑談の中で軽く聞いただけなので「処分」について詳しくは聞きませんでしたが、常識的に考えて廃棄のことでしょうね。

今後、もし漁の途中で生きているモジャコを見かけたら私は即座に海に返すし、仲間にも周知しておきます。

東京湾で釣りをなさる方も、もし15cm未満のブリが釣れたら生きているうちに海に戻してください。

2024.5.13 クロダイの旬は?

整備期間を終え五月一日に一か月振りに漁に出て、スズキやコハダを獲りました。

クロダイが少々混じりでいたので一尾もらってかえりました。

捌いている途中、中骨に身がいくらか残ってしまったのでそれをそぎ取って何気なく口に入れたところ、
あまりの甘さに思わず「あまっ!!」と叫んでしまいました。

大げさに思われるでしょうが、砂糖でもついていたのかというほどに甘く感じました。
強烈な甘みを持っているのに脂っこさは全く感じず、噛みしめていると甘みの後から旨味が出てきます。もちろん魚臭さは皆無です。
この時のクロダイの味は、私の人生における魚関係のおいしさランキングトップ3に入るほどの味でした。

さてでは、ここでクロダイの旬はいつかと調べますと。

ネットで検索すると「クロダイの旬は秋~春で冬が最も美味」と出てきます。
「春から夏が産卵期なので、産卵に備え身に脂を蓄える時期が一番おいしい」という理屈がついてきます。

要するに夏は四季の中でクロダイがおいしくない時期ということになります。

しかし今回私が食べた、人生で三本の指に入るおいしさのクロダイが漁獲されたのは五月一日。
暦の上では五月一日はまだ晩春で、初夏は五日からとなっていますが、体感的にはもう夏みたいなもんですよね。

この後は連休に入ったので、次に出漁した五月八日にまたクロダイを貰って帰りました。
五月一日のクロダイを食べたのが仲間内では私だけなので、皆の評価を聞きたかったのです。

5人に食べてもらった結果、元料理人を含む4人がおいしいと言いました。
ただ一人、味に一番厳しい親方だけは「そこまで言うほどでもない」と、つれない評価でした。
まあ確かに8日のクロダイは、おいしくはあれど1日のものには全然及ばない味でした。
(個体差でいうと1日のは卵巣が半分ほど発達、8日のは放卵直前くらいの発達具合でした)

結局のところ何が言いたいかというと、
魚の旬というものは全体としての目安にはなるものの、個体差による時期の開きはかなり大きい。
よって魚の目利きは重要だし難しい。
という、至極当たり前の話でした。

まあでも今回の件を踏まえてひとつ付け加えるならば、ネットや本の情報で「旬ではなくまずい」とされている時期でも、個体によっては旬の真っただ中でおいしいものもいる、ということですね。

うーむ。魚の目利き、私にはできるようになる気がしません。

2024.4.30 整備期間終了 ブラックコーヒー

四月いっぱいかけての船の機械整備、網補修が終わり、明日より出漁になります。

整備期間前の最後の漁は3月24日で、コノシロがまずまずの量が獲れましたが、それから一か月以上を経て海の様子は変わり、今後はスズキを狙っていくことになると思います。

このスズキ漁へ変わる時期というのが、毎年ちょっときついのです。

コノシロ漁及び整備期間は、仕事時間が朝から夕方までで、普通の生活時間帯と同じです。
しかしスズキ漁は夜がメインなので、これからは夜の20時くらいに出漁して朝まで働く日々になります。

やはり夜って、昼間に働くのと比べて眠くなりやすいですよね。

そんなわけで夜の仕事にブラックコーヒーは欠かせません。

私は普段、スーパーの特売缶コーヒーしか買ったことがないのですが、今回、近所のコンビニ3店の飲料水コーナーを覗いてきました。

最初に行ったのがセブンイレブンなんですが、なんと9種類ものブラックコーヒーが置いてありました。

驚きつつ次に近くのファミリーマートに行くと、こちらも9種類。

最後に行ったローソンでは7種類でした。

同じ銘柄なのに内容量が違うものや缶・ペットボトルの違いなどもあったので、その場合は一つだけをピックアップしたので、つまり売り場にはもっと多くのブラックコーヒーが置いてあったのです。

一昔前は、ブラックコーヒーなんて飲むのはたんにカッコつけているだけだ、なんて声がちらほら聞こえましたが、コンビニの飲料水コーナーのような激戦区にこれだけ多くの味のブラックコーヒーが置いてある事実を前にしたら、そんな言説は吹き飛んじゃいますね。

さて、これからの漁もカフェインで頭をしゃきっとさせ、まずは安全第一で頑張っていきたいと思います。

2024.4.16 包丁とハサミ

今月は整備期間なので沖に出ず、網チームの私は一日中、網の補修をしています。

網の修理に欠かせない道具が網針と包丁です。

包丁というと普通は出刃や三徳のような形がイメージされると思います。

しかしうちの船では昔から慣習的に刃物全般をひっくるめて包丁と呼んでおり、要は切れれば形は何でもよいのです。

ゆえに下のような肥後守も包丁と呼ぶし、

こんなゴツいナイフだって船にあれば包丁と呼ばれます。

まあナイフは冗談ですが。

網の補修作業ですが、縫い合わせている糸を切ったり、破れている個所を切りぬいて直す為には包丁(刃物)が無くては仕事になりません。
私が入社した二十数年前から、経験豊富な古参ベテラン達は全員包丁を使っていました。

包丁以外の道具を使うなど考えてみたこともありませんでしたが、4年ほど前のことです。

網長が包丁の代わりにハサミを使い始めました。

そして私達も勧められたので試しに使ってみたところ、驚くほど使い勝手がよく、瞬く間に皆がハサミを使うようになりました。

例えば網を菱形に切りぬくとします。

ハサミで切ったのがこちら

包丁(ナイフ)で切ったのがこちら

切った後の糸の端が、ハサミではきれいなのに包丁で切ったものはバラけてしまっています。

私たちの使っている無結節という網では、糸がほつれていると隣の網目もほどけてしまうのでよくありません。
ハサミを使って糸をきれいに切断できると、その後の仕事がとてもやり易くなります。
それにハサミは、切りたい場所を狙って切るのが包丁に比べて容易かつ正確にできます。

とにかく網の補修にはハサミが実に使いやすく、もう包丁には戻れないほどです。

今私たちが使っているハサミは、1200円の万能ハサミから100円ショップの裁縫ハサミまで人により様々ですが、100円のハサミでも充分実用に耐えるうえ、包丁より使いやすいです。
(ちなみに皆が使う包丁の値段は上は5000円から下は安くても600円ほどです)

値段で物の優劣を考えるのはナンですが、100円のハサミでさえ数千円の包丁より使いやすいという事実を目の当たりにすると、やはり「適材適所」という考えは大事なのだと改めて思わされます。

2024.3.30 濃霧

この写真が今朝午前6時53分。

約1時間後の7時51分に同じ場所、同じ向きで撮ったのがこちら。

今朝の船橋港の様子ですが、かなり濃い霧で、3~400メートル先は何も見えないほどでした。

沖でこのような濃霧にあったことがあります。

朝方、周囲にモヤがたちこめてきたと思ったら、今まで目標にして走っていた陸の光が見えなくなり、そして船の周りが全て真っ白なモヤに囲まれました。

沖でこういうモヤがたちこめる場合は、ほぼ無風に近い状態です。

この時、上を見れば霧、左右を見ても霧、下を見ても無風ゆえのナギの海面であり、周囲の環境に変化が何一つありません。

このような時にどうやって自分の位置を知ればよいのか?

現代はレーダーをはじめ色々とあるのでなんとかなりますが、昔の人はどうしていたのでしょうかねえ。

2024.3.15 さくらます ぎんけ

幕張沖でコノシロ漁をしていたら、小さなサクラマスが一尾だけ網に入りました。

サクラマスは川魚のヤマメの降海型で、年に1~数匹、網に入ります。

ヤマメ(サクラマス)は川の上流で産卵します。

通常、海に降りてサクラマスになる個体は「銀化(ぎんけ)」といって、ヤマメの特徴的な模様は消えて全身が銀色になります。

しかし今回の個体は、ヤマメの模様がしっかりと見えます。
まだ未成熟で銀化の途中だったのかもしれません。

この「銀化(ぎんけ)」という言葉ですが、ヤマメについて調べていると「銀毛化(ぎんけか)」という言葉もでてきて、「銀毛(ぎんけ)ヤマメ」のように用いられていたりもします。

「銀化」も「銀毛」も、ヤマメが銀色になるという意味合いは同じですが、どのように使い分ければよいのか疑問に思っていたら、解答を見つけました。

『東京大学大学院教育学研究科付属海洋教育センターと日本財団の海洋教育基盤研究プロジェクトの一環として制作された「鮭と鰻 WEB図鑑」』
というサイトの中の、「回遊型と残留型」という回に、

「ギンケのケには、生理学の研究では「化」、生態学の研究には「毛」が用いられることが多い。」
と書いてありました。

うむ!
「化」と「毛」の使い分けを明確に示してくれて、わかりやすい!

でも先生!
生理学と生態学の違いがわかりません!

2024.2.27 カタボシイワシ2

前回、コノシロが20トンほど獲れました。
しかしその網にはミズクラゲもそこそこ混じってしまい、そのままでは加工会社が引き受けてくれないため、帰港してから魚とクラゲの選別をしました。

私達は選別機を持っていないため、全て手作業で選別します。

クラゲなど無い普段なら、数百キロ入る大きなタモ網で船倉から魚をすくい、加工会社の用意した「ダンベ」と呼ばれる1トンくらい入る箱に直接魚を入れられます。

しかし今回の選別は、大きな台の上にクラゲ混じりの魚を少しずつ載せ、クラゲを一つずつ手で取り除いてから魚を手でダンベにいれていくという作業になります。

非常に大雑把な計算ですが、コノシロ1尾を200グラムとすると20トンは10万尾です。
10万尾のコノシロを手作業でダンベに流し込んでいくというなかなか痺れる作業です。

今は寒いから鮮度は落ちないのでいいですが、夏にこんなことはとてもできません。

さて、この10万尾の中に、30尾だけカタボシイワシが混じっていました。

上がカタボシイワシです。
https://daiheimaru.com/daiheimaru/1713/
↑以前に記事にしたことがあるので、このブログをご覧の方ならご存知でしょう。

しかし世間的にあまり知名度は高くないと思われます。

それを証明するかのようなニュースがあったのでご紹介します。

今から三か月ほど前です。
三重県のとある漁港に大量の小魚が入ってきて、大量がゆえに酸欠で全部死んでしまい、処理が大変というニュースがありました。

この大量の小魚の群れというのが、当初はサッパと言われていましたが、数日後の続報ではカタボシイワシとなっていたのです。

これはおそらく、取材にいった記者が地元民にこの魚は何かと問うて、聞かれた地元民はカタボシイワシのことを知らず、サッパと答えたのでしょう。

それで記者は「サッパ 大量打ち上げ」という記事をかいて報道したら、画像を見た視聴者からこれはカタボシイワシとの指摘を受け、訂正したという流れではないかと思います。

まあ数年前までは私もカタボシイワシのことを「大きなサッパ」と思っていたので、地元民と記者の勘違いも理解できます。

ただ、私がカタボシイワシという魚の存在を知ったのは数年前だし、ネットでカタボシイワシを検索すると出てくる記事はここ十年くらいの記事ばかりでした。

このことから、カタボシイワシはここ十年くらいから急に獲れるようになってきた魚なのかも、と思います。

ただまあ、知名度が低いうえに調理法も確立されていないのが現状なので、うちの網に入っても値段もつかず、私のオカズになるのが関の山です。

カタボシイワシがヤル気をだして、東京湾に大量に入ってきたら怖いなあ、と思う今日この頃です。

2024.2.12 たくましいコノシロ

今月もコノシロが獲れております。

最近獲れるコノシロは25~6cmと型がよく、そのうえナカズミやコハダといった小さいサイズが混じっていないのでありがたいです。

コノシロ漁をしている漁場には小さいコハダやナカズミの群れも居るのですが、今時期は獲りたくありません。それらが網に入ってしまうと全て逃がすので手間がかかります。

なので、コノシロのみの群れはありがたいのです。

ありがたいけれど一つ、ちょっと大変なことがあります。

コノシロがたくましくなり、網を揚げるのが大変なのです。

全長は去年の暮れとたいして変わらないものの、産卵期が近づいて太ってきており、体のパワーが増しています。
パワーのみならず、生命力もあがっているように感じます。

それと今までは海面方向から逃げようとしていたものが、最近は海底方向に潜っていこうとするのです。

そんなコノシロが網をグイグイ下方向に引っ張るので、網がとても重たく感じます。

先日(2月初旬)、親方が、網の重さからコノシロは30トンくらい入っているだろうと予測したら、いざ運搬船に積み込んだら15トンもなかった、ということがありました。

下がその時の写真なのですが、締めこんだ網がコノシロに引っ張られてまた海に出て行ってしまわないように、仲間達が必死に押さえています。


ちなみに下は去年の12月半ばの写真です。

状況は先ほどの写真と同じで一度締めこんだ網が出ないように若者が押さえているのですが、この網にはコノシロが55トン入っています。

念のため確認しますが、魚の量は上の写真が15トン足らずで下の写真が55トンです。

写真の仲間達の姿勢から力の入れ具合が伝わるでしょうか。

2月の15トン足らずのコノシロに海に引き込まれそうになっているのに、12月の55トンの時は網を足で踏んでいるだけで全然力を使っていません。

なんで今の時期のコノシロはこんなにパワーがあるのか?

残念ながら私は答えを持ち合わせていません。

推測としては、水温がコノシロにとって丁度よく本来の力が出るとか、産卵に備え力が充実してきているとか、そんな程度しか思いつきません。

会長に聞いてみたところ、
「そいつぁコノシロに聞いてみねえとわからんなぁ」
と返ってきました。

ごもっとも。

2024.1.30 網針 あばり

今月は時化が多く魚の話のタネがないので、今回は網仕事で使う道具の紹介をしようと思います。

網を作るのに欠かせない道具といえば糸をかける針で、私達は網針(あばり)と呼びます。

これが私たちが良く使うサイズの網針です。

オレンジ色の2本はプラスチック製で、左3本は竹で出来ています。
竹針はプラ針の数倍の値段です。

プラ針は一気に大量生産できますが、竹針は人が一本ずつ手作りするしかありません。

写真の竹針は引退したベテランから貰ったもので価格はわかりませんが、今、同じサイズの竹針を買おうとすると1本500円以上します。
同じサイズのプラ針は、上は300円近くするものもありますが、安いのは1本50円ほどで買えます。

そんな高価な竹針ですが、プラ針より優れた点として私が思いつくのは、幾分堅いことくらいです。
耐久性や使用感などに値段差ほどの大きな優劣は見出せません。
値段の差はハンドメイドの加工・技術料と言って差し支えないでしょう。

そうなると、仕事用に大量に網針を買うとなれば選択肢はプラ針しか考えられず、竹針は今後は廃れる一方となるでしょうね。

竹針を貶める感じになってしまいましたが、それは既製品に関しての話です。
自分好みの形状や長さの網針を欲して自作するとなると、竹のほうが加工が楽で作りやすいです。

そして何より、古い竹針には、何とも言えない味があるのです。
上の針は20年以上使っている物です。

数多の網目をくぐりこすられ、全ての角を削り取られた滑らかな形状。
持つ手の皮脂が自然のワックスとなり、磨きこまれた柔らかな光沢を放つ。

竹針には、プラスティックには到底出せぬ侘びと寂びが感じられるのです。

今後の網針界は、業務面ではプラ製が席巻し、竹製網針は伝統工芸品的な位置付けになってゆくでしょうなあ。