今月は出漁回数が少なかったうえにコノシロの大きな群れにあたることも無く、さほど実りのある月にはなりませんでした。
明日からの一か月間は「整備期間」となり、沖には出ずに船の整備と網の補修を行います。
3月の海の様子ですが、アカクラゲが発生しはじめました。
現在の大きさは直径7~8cmで、最盛期の夏と比べると半分ほどの大きさしかないうえに、毒が弱めに感じられます。
しかしコノシロに混じってきてしまうと、その量次第では選別せねばなりません。
今日は最終的にこの入れ物がいっぱいになるほどのアカクラゲが網に混じっていました。
廃棄するには業者を呼んで引き取ってもらうしかないのですが、毎度手間がかかります。
なんとか活用できないもんですかね。
このアカクラゲがひからびて粉末状態になったものが鼻に入ると、クシャミが止まらなくなります。
これを利用して天然由来の催涙材成分として需要がないかと考えたことがあります。
でもまあ、クラゲなんて95パーセントが水分だから、元の量から取れる粉末量が割に合わないだろうなあ。
と思い、では実際の催涙スプレーの原料にもなる唐辛子の水分量はどんなものかと調べたら、なんと唐辛子の水分量は90パーセントだそうです。
意外と唐辛子も水分量が多いのですね。
となると、乾燥・粉末にする手間は実はそれほど差がなかったりして?
これはもしや、アカクラゲスプレーにワンチャンあるかも?