2020.7.28 梅雨が明けない

昨日、今年初めてセミの声を聞きました。
セミが鳴くと梅雨明けと昔から言い習わされていますが、そういえば、もう7月も終わりだってのに関東はまだ梅雨が明けてません。
梅雨明けってこんなに遅いもんだっけ?と思い気象庁の関東の梅雨明けの資料を見たら、1951年から始まって、早くは2018年の6月29日(次点で2001年7月1日、1978年7月4日)、遅いのは1982年の8月4日(次点で1998年と2003年8月2日)でした。
年によって梅雨明けは一か月近くも差があるんですね。
わざわざ次点の日付を書いたのは、過去の梅雨明けが極端に早い年と遅い年に、ちょっとした関連があるように思えたからです。
(早い)1978年7月4日 → (遅い)1982年8月4日
(早い)2001年7月1日 → (遅い)2003年8月2日
70年ほどの気象観測史のなかで、梅雨明けが早い年の数年後は梅雨明けが遅くなるのですね。
それを踏まえると、2018年は観測史上最速の梅雨明けであり、その2年後の今年、梅雨明けが遅いのは過去のパターンを踏襲しているともいえます。

というようなことを私は今回初めて気づいたので書いたのですが、実は教科書に載っているレベルの常識だったらどうしよう。
 

しかし、今年は台風が来ませんね。
各地で恐ろしいほどの豪雨が降っていますが、この雨を降らせている前線と台風は全く別物ですし。
このまま今月中に台風がこないとなると、観測史上初の出来事だとニュースになっています。台風の発生から到達までのタイムラグを考えたら、もう7月中に来ることはなさそうですね。

私としては台風なんて別に来てほしくないので今のところありがたいのですが、しかし、来るべき時期に来るものが来ないとなると、後になってしわ寄せがくるのではと不安になります。

9月あたりに「遅くなってごめん!今まで溜めてた分、一度に持ってきたから!遅くなったから、利息をつけて多く持ってきたから!」
という感じでやってきそうな気がして恐いです。

前回の記事で7月前半は、時化続きで出漁できなかったことを書きました。
その後、数回ナギの日があり出漁したところ、マサバが獲れました。
旬にはまだ少々早く、価格は低めですが、今の時世でも売れるうれしい獲物です。

マサバが網の中でグルグルと泳いでいるところを写真に撮りました。
サバが多く網に入っていると、緑と黒の模様の魚群が水面直下を走り回るのが見えます。
私たちとしては非常にうれしい場面です。


しかし、残念ながらこの写真では全く伝わりませんね。
そのうちに動画でアップできるようにしたいと思います。