しかしその2匹はかわいい為、近所の猫好きの人達が毎日餌をあげており、野生とは思えないほど太っています。
満たされている猫はわざわざネズミを狩ることはないのでしょう。
しかしその2匹はかわいい為、近所の猫好きの人達が毎日餌をあげており、野生とは思えないほど太っています。
満たされている猫はわざわざネズミを狩ることはないのでしょう。

台風がまた関東に接近中です。
先月の千葉豪雨のような突発的な線状降水帯と違い、ある程度は対策が事前に取れるだけ少しはマシですね。
これを書いているのは19日ですが、今月は2日と3日の2回しか出漁していません。
そして今日から三連休で次の出漁予定日は22日になります。
22日以降の今月の出漁日は7日ありますが、そのうち何回出漁できるかはわかりません。
ちなみにここ数年、9月は時化がかなり多い月になっています。
ちょっと冗長に思われるかもしれませんが、ここ数年の9月の出漁回数を挙げます。最初の数字が9月の出漁回数で、その後の括弧内は参考までに8月の出漁回数です。
2025年 4回(9)
2024年 4回(8)
2023年 4回(6)
2022年 4回(6)
2021年 5回(8)
2020年 4回(8)
となります。
2020年以降の9月の出漁回数はほぼ4回で、平均で4.1回の出漁です。
2020〜2025年までの6年分を見ましたが、もう6年遡ってみます。
2019年 8回(8)
2018年 9回(11)
2017年 6回(9)
2016年 8回(8)
2015年 8回(10)
2014年 9回(9)
です。
平均すると8回で、2020年以降の2倍、出漁しています。
更にもう6年遡ってみます。
2013年 8回(12)
2012年 10回(12)
2011年 9回(15)
2010年 10回(14)
2009年 12回(16)
2008年 15回(15)
でした。
平均10.6日で、2020年以降の2.6倍の出漁回数でした。
ここからわかるのは、2020年以降に出漁回数が減っていることです。
2020年といえばコロナ禍の始まりで、魚の売れ行きも相場も悪くなった年です。
しかしコロナ禍は2023年5月には終了しており、その後の年も出港は少ないことから、特にコロナ禍のみが出漁回数減少の原因とは限らないようです。
他に大きな出来事といえば黒潮大蛇行が2017年から2025年までありましたが、これは2020年以降には関わりなさそうです。
そうなると結局、9月の出漁回数減少は何が原因かは私にはよくわからないというのが結論です。
締まらなくてすいません。
しかし、出漁回数がこれだけ減っているにも関わらず、年間の水揚げ額は昔とそこまで大きな差はないのです。
それが意味するところとは、少ない出漁、網を張る回数でも魚がちゃんと取れている、つまり親方の腕が上がっているということになるんでしょうか。
いやあ、さすが親方!
素晴らしい!カッコいい!
一生ついていきます!!
と、盛大に媚びたところで本稿を締めます。
皆様、台風にお気をつけください。
食べた結果どちらもおいしかったですが、やはりアカカマスが身の風味と旨味が濃く、おいしかったです。
運搬船の舵(水中)の上にカエルアンコウがちょこんと乗っていたのです。
カキ落とし作業のために潜水したのでカメラを持っておらず、証明する手段がないのが残念ですが、確かに居たのです。
念のために生息域を調べると日本では全国各地に普通に生息しているとのことですが、今まで網に入ったことはないし、まさか東京湾の最奥にまでいるとは思いもしなかったので驚きました。
時代劇や武道などで、正座をした体勢から腰を浮かせ、そのまま動く膝行(しっこう)という動作がありますが、それと同じ意味です。
泳がずにヒレを使って動くこの魚の特徴と合致しており、イザリウオと名付けられた理由に納得がいきます。
ただこの「いざる」という言葉が、足の不自由な身体障がい者を揶揄するような使われ方をすることもあったため、メディアの自主規制による放送禁止用語になりました。
そこでイザリウオの名もカエルアンコウに変わったわけです。
この名称変更当時は私はだいぶ違和感を覚えましたが、慣れた今となってはかわいらしい名前だと感じます。
味に関しては次があれば試食の仲間を増やして検証したく思います。
スズキ漁が本番の夏ですが、漁獲は数トン獲れる日があれば数百キロしか獲れない日もあり、波が激しく素直に好調とは喜べない感じです。
今回はギマについて書きます。
私は10年前にギマを一度食べたとき、味が全くしなかったので興味を失い、それ以降はこの魚を相手にしませんでした。
しかし二週間ほど前に網に入った大きなギマが何となく気になったので持ち帰って食べたところ、甘くておいしかったのです。
そこでギマを再評価するべく、丁寧に鮮度よく持ち帰って調理することにしました。
味の比較をするために活締めと野締めを用意しました。
まずは焼き立ての熱い塩焼きを食べたところ、淡泊ながらもおいしかったです。
これは刺身もおいしかろうと、まずは活締めをウキウキしつつ食べたところ、、、
味がしません。
うそでしょ?と思い二切れ、三切れと口に運び、真剣に噛みしめ、ワインのテイスティングの如く口の中で転がしまくって少しでも味を感じようと試みましたが、、、
無味。
ほんとに何の味もしません。
ただ、歯応えはとても良いです。
噛みしめるたびに柔らかく優しく歯をはじき返す弾力が心地よい。
味がないと書きましたが、醤油をつけているので醤油の味だけはちゃんとします。
無味の弾力性がある薄切れの物体に醤油をつけてひたすら噛みしめるという、なんとも不思議な体験をしました。
私ひとりの味覚ではあてにならないので翌日、仲間2人に試食してもらったところ、2人ともに「全く味がしない」との評価でした。
結論、今回のギマは味がしませんでした。
初めに食べた塩焼きがおいしいと感じたのは、もしや私が使った塩がアジジオだったせいで、旨味が足されていただけだったのかもしれません。
前回のギマは本当に甘くておいしかったのです。仲間1人にも食べてもらい、「甘くておいしい」と評価され、こんなにおいしいならギマを今後は売れるかも?と胸を躍らせながら今回の試食に臨んだのです。
邪魔なトゲをニッパーで切り、キッチンの排水溝を詰まらせるほどの大量のヌルを処理し、ヌルが身に付かないように周り中を丁寧に洗ってからやっと捌き始める。
そんな手間をかけた結果が「無味」です。
今回のギマの試食は残念な結果となりました。
しかしながらまだ思うところがあるので、またいずれギマについて書こうと思います。
台風7号と8号が1日で関東を通過しました。
1日に2つも台風が通過するなんて中々ないことだし被害が大きそうでこわかったですが、結果的に台風がそれほど強いものでもなく、関東周辺はそこまで大きな被害はなかったようですね。
台風通過後は通常、しばらくは出漁しません。
うねりが残っていたり、大雨で川から真水が流れ込んでくるせいで海の潮流が滅茶苦茶になったり漂流物がすごかったりと、まともに漁ができないからです。
しかし今回、親方は思うところあり出漁しました。
画面が小さいので分かりづらいとは思いますが、これが台風直後の海です。

漂流物だらけだし川から流れ込こんだ土砂で抹茶色です。

しかし上の漂流物の大半は竹のような軽い物体で、船にぶつかってもたいしたダメージはありません。
問題は下の写真です。
海面にちょっとした物が浮いているよう見えます。

拡大すると、直径40cm、長さ3mくらいの流木ということがわかります。

流木は水に浮きこそすれ重くて硬く、全速航行中にこんなものにぶつかると船体やプロペラに大きなダメージを受けます。
昼間なら船首の見張りが気付くでしょうが、月明かりのない夜にこんなものは発見できません。
台風直後の海はこんなものがそこら中にあるので、航行するだけでも危険なのです。
しかし今回は親方の考えが上手くあたり、トラブルもなく漁獲も好調で良い漁ができました。
話は全く変わりますが、大きなギマか網に入りました。

ギマは10年前に記事にしたことがありますが、強靭なトゲを持ちネトネトの粘液を出し売り物にもならない、我々の漁には害しかない魚です。

今回ふと手にしたギマが、身が太っていて何となく気になったので持ち帰り刺身にしたところ、なんとも甘くておいしかったので驚きました。
10年前に記事にした時にも食べたのですが、その時はなぜか全く味がしなかったのですが。
今回はこれくらいにして近々ギマについてまた書こうと思います。
四月からは近場でコハダ狙いの漁をしていましたが、そろそろコハダの需要が下火になってきたので、漁場を少し南まで広げて他の魚種を探ることにしました。
東京湾は南に行けば行くほど網に入る魚種が増えます。
この日、一回の網で四種類のカレイ目(かれいもく)の魚が入りました。
1番はイシガレイ。
イシガレイは背中の部分に非常に硬い突起があり、この特徴さえ知っていれば間違いようがありません。

このイシはとても固く、下手をすると包丁の刃が欠けるので、捌くときには注意が必要です。
2番はマコガレイです。
私としては外見的に「The・カレイ」と呼びたくなる、標準的なカレイの形をしていると思います。
私が漁師になった25年前にはよく見かけましたが、ここ十年くらいは巻き網ではあまり見かけなくなりました。
3番はウシノシタです。
正式名称はクロウシノシタですが、フランス料理で「シタビラメのムニエル」として出されているのがこのウシノシタです。
シタビラメと呼称されてはいますが分類学ではカレイ目ウシノシタ科なので、カレイの仲間として扱っています。
とてもおいしい魚です。
さて最後の4番目ですが、正体不明です。
体表がやけに荒れていますが、これは網でこすれてしまったのか元からこうなのか、わからないのです。
体型はカレイの標準型に比べ菱形っぽさが強く、イシガレイでもマコガレイでもないと思います。
そこでこの4番の写真を切りぬいて画像検索してみました。
すると、「全体的に黒いのでカラスガレイです」
と判定されました。
なるほどと思いつつカラスガレイの写真を検索してみると、この4番とは似ても似つかぬ細長いカレイでした。
カラスガレイではないのは明らかなのでもう一度4番の写真で画像検索をかけてみると、今度は「これはナメタガレイです」と判定されました。
そこでナメタガレイの写真を調べてみると、これまた4番とは体型が全然違うカレイでした。
同じ画像で同じアプリで検索したのに、一回目と二回目で全然違う結果が出ました。
じゃあもう一度検索したらどうなるのかと試したところ、
「これはクロガシラカレイです」
と言われました。
どないなっとんねん。
まあ、ピンボケ気味でハッキリしない写真だからしょうがないですね。
次に4番のカレイが獲れたら、その時は丁寧に写真を撮り、特徴も把握して何カレイか調べることにします。
暑くなってきて例年であればスズキ漁に活気が出始める時期なのですが、今のところスズキの売れ行きがよくありません。
常磐や日本海側などあちこちでスズキが多く揚がっているからのようです。
なので今はコハダ漁をしています。
ありがたいことにそこそこ獲れており、スズキが売れない代わりになってくれています。
コハダ漁をしているとサッパも網に混じってきます。
サッパというと岡山県の郷土料理の「ままかり」が有名ですが、東京湾にもけっこう生息しています。
先日、ある釣り公園のサイトを覗いていました。
そこには釣り人が自分の釣果を写真付きで載せるコーナーがあり、それを見ていたところ、
「コハダが大漁!!」というタイトルで大量のサッパが写っている写真がありました。
投稿したのは釣りの初心者なのか、コハダとサッパを間違えて覚えてしまっていたようです。
でもその間違いもわからなくはありません。
こうして並べてみれば違いはハッキリとわかります。
背中に点線が並んでおり、背びれの一部が長いのがコハダです。
しかし魚の模様って、小さい頃は大きなものと比べて不鮮明だったりします。
上の写真の上の魚を、瞬時にコハダかサッパかを言い当てるのは私には難しいです。
(正解はコハダです)
背中の模様と背びれの他の違いといえば、あとは顔つきです。

どの写真も上がコハダで下がサッパです。

コハダの口は下方向に開き、サッパの口は上方向に開きます。
この口の開き方の違いのせいで、アゴのラインがコハダとサッパで異なります。
とまあ、違いはあるのでじっくりみれば判別は難しくはありませんが、一番最初に間違って覚えちゃったらそれはもうどうしようもないですね。
4月いっぱいの整備期間を終え、5月6日に1カ月ぶりの漁に出ました。
毎年の事ですがこの一カ月ぶりの出港の1番目の網を張る時、私はとても緊張します。
私達の使う全長750メートルの網(あみ)には、揚網(ようもう)作業の為に100本以上の綱(つな)がついています。その綱ツナは網アミの補修の際に全部取り外し、補修が終わってからまた取り付けます。
取り付けの際にこの綱ツナの取り付け位置や順番を間違えて絡まったりしてしまうと、網アミを張る時に大きなトラブルを起こし、網アミが切れてしまうおそれがあります。
逆網(サカアミ)の綱ツナの取り付けは私の仕事です。
1カ月かけて新品同様くらいにきれいに仕上げた網アミを私のミスでビリビリに破いてしまったら、もう当分の間立ち直れません。
取り付けにミスがあったかどうかは網を張るまでわからないので、1回目の網がトラブルなく揚がりきるまで、私はいつも落ち着きません。
まあ私が心配性なだけでそんなトラブルはそうそう起こらず、無事に初日の漁を終えました。
初日はスズキとコハダがほどほどに漁獲でき、その後も海の様子はそれほど悪くありません。
しかし例年に比べて魚の売れ行きがかんばしく無いうえ、更に中東情勢の悪化の影響もあり漁にはまだ活気が出てきません。
中東情勢の影響とは船の燃料費は言うに及ばず、我々の商売に必要不可欠な発泡スチロールの値段が3割以上もあがってしまったことです。
鮮魚を出荷、販売するうえで必需品の発泡スチロール、原料は石油です。
スズキにしろコハダにしろ他の魚にしろ、水揚げした魚は殆どの魚種を港で発泡スチロールに詰めてから市場に出荷します。
発砲スチロールの費用はこちら側(水産会社)持ちです。
つまり魚の卸値に含まれるわけですが、ただでさえ魚の売れ行きがよくないのに発泡スチロールの値上げ分を転嫁しようものなら、一層売れなくなってしまうでしょう。