コハダを狙って漁をしていたら、網に「もじゃこ」が混じってきました。
「もじゃこ」とはあまり耳慣れない言葉と思いますが、ブリの幼魚の事で過去に記事にしたことがあります。
「わかし?」↓
https://daiheimaru.com/daiheimaru/1176/
混じってきたモジャコの扱いですが、小さすぎる上に数も数尾しかいないため廃棄されてしまいます。
もったいないので貰って帰り刺身で食べたところ、あっさりしているもののちゃんとブリ系のおいしい魚の味がして、良いオカズになりました。
さて、今回のタイトルの漁業許可についての話になります。
私は今までモジャコなんて売り物にならないだろうと思っていたのですが、実は養殖ブリの元になる重要な資源で、捕獲には許可が必要なものなのでした。
正確にいうと、千葉県ではモジャコは15cm未満と規定されており、今回私が食べたものはモジャコではなくワカシなのでセーフでした。
しかし私が過去記事で書いた時のものは12~3cmでした。
当然ながら狙って漁獲したものではありませんが、規則に照らせば違反になってしまいます。
六年前のことは今となってはどうしようもありませんが、今後、モジャコが網に入ったらはどうすればいいのか?
漁協の人に聞いてみたところ、
「生きていたらすぐに放流してください。死んでいたらそのまま処分してください。」
「他人に渡すのもいけません」とのことでした。
雑談の中で軽く聞いただけなので「処分」について詳しくは聞きませんでしたが、常識的に考えて廃棄のことでしょうね。
今後、もし漁の途中で生きているモジャコを見かけたら私は即座に海に返すし、仲間にも周知しておきます。
東京湾で釣りをなさる方も、もし15cm未満のブリが釣れたら生きているうちに海に戻してください。