2026.2.28 転落

今月始めくらい、港での作業中に仲間が1人、海に落ちました。


ちょっと重い物を肩に抱えて陸から船に乗り移ろうとした時に、足を滑らせたようで海にスポンと落ちました。


私の目前のうえ周りに仲間が多くいたのですぐに手助けして引き揚げましたが、彼は落ちたときにはけっこうな恐怖を感じたそうです。


水泳が得意な人であっても、着衣で水に入るとなると勝手はまるで違うものです。


水を吸った衣服は想像以上に重く、手足にまといつき、動きの妨げになります。


また港で働く人たちはだいたい長靴を履いていますが、長靴はいったん水が入ると相当な重さになります。


なのでうちの船に新人が入った時は、海に落ちたときにすぐに脱げるように、長靴は大きめの物を買うように教えています。

私らのように水辺が仕事場だと海に落ちることは珍しくもなく、私の周りでは50%は転落経験があります。

我々は集団で漁をする為、常に周りには誰かしら人がいます。

なので誰かが海に落ちてもすぐに気付いて助けられるのですが、1人で沖に出ればそうはいきません。

海に落ちた状態から船にあがるのはとても大変です。

転落防止には注意深くなるしかありませんが、注意をしていても落ちる時は落ちるものです。

落ちた時に焦らない心構えと装備が大事だと思います。

日本は素晴らしいことに義務教育で水泳がありますが、その授業の中でたった一度でも着衣で水泳してみれば、安全意識の更なる向上に繋がるのではと思います。