2024.7.30 アカエイの持ち方 写真

前回アカエイの持ち方をイラストとともに解説しましたが、私のつたないイラストでは分かりづらかろうと思い、今回大きなエイが獲れたのでそれで写真を撮ってみました。

まず、私らが安全だと思い実践している持ち方を二点紹介します。
持っているのは22歳の細マッチョ君です。

持ち方①
噴水孔に指を入れ、エイのお腹側を自分に向け、自分の体からは離して持つ。

持ち方②
尻尾の先端をもって宙吊りにする。

①だとエイがどんなに尻尾を振り回しても、持っている本人には当たりません。
②ではエイは自身の重さにより全く身動きがとれず、毒針を振るえません。

では次に危険な持ち方です。

これは持ち方①と同じく噴水孔を持っていますが、エイの背面を自分に向けてしまっています。
この持ち方だと、尾が自由に動くので思い切り刺されます。

そして最後に、そもそもの掴みにいくときの姿勢です。
このように身を乗り出していくと、
尾が跳ねてきて危険です。
(もっともこの写真の位置取りだと毒針は届きませんが)

なので、
このようにとにかく尾から遠ざかる位置取りで噴水孔を掴んでください。

今回のエイはなかなかの大物で重量はかなりありましたが、目方を量るのを忘れていました。
モデルの若者に様々な持ち方をしてもらいましたが、彼の腕に浮き出ている血管や筋肉をみてもらえば、その重さを感じてもらえるのではないでしょうか。(10kg近くあったのではないかと思います)

こんな大物に刺されたら、ただの怪我ではすまないこともあり得ます。
皆さまがた、釣りや海水浴など、エイに遭遇する可能性がある場合は充分にご注意ください。