一か月かけて船の整備と網の補修を行ってきましたが、やっと終わり、来月から出漁となります。
下の写真は「縫い(ぬい)、ハケ縫い」という作業をしているところです。
我々が使う網は全長が750メートルほどですが、これは全長を9つに分割することができます。
750メートルもある網を一度に広げるスペースなどないので、分割してから一つずつ補修していき、最後にまた縫い合わせて一枚の大きな網にするのです。
ちなみにこのユニットを予備用として作っておくことで、トラブルで網が大きく破損してしまった時などにも、その部分を交換すればすぐに次の漁に出ることができます。
この縫いを終えて船に網を積みこみ、あとは出漁を待つばかりです。
一か月前と海の様子はどう変わっているのか、何が獲れるのか、期待と不安が半々の気分です。
今期も無事故を第一に心がけてやっていこうと思います。