2022.7.16 アカエイの毒について

5月の終わりの記事で、スズキが常磐地方で大漁に揚がり相場が低いと書きましたが、大漁も長くは続かなかったようで今はスズキは旬時期の良い相場になりました。

新型コロナの感染者数が急激に増加していますが、行動制限は発令されないうえに感染症法上の分類を引き下げるべきとの提言も出ており、消費の拡大に少しばかりの光明が見えているように思います。

7月前半は台風4号の影響であまり出漁できなかったので、後半は頑張りたいところです。

タイトルのアカエイの毒についてですが、私が以前書いた記事に間違いがあったので訂正します。

上の記事内で私は、アカエイの毒は針を覆っている黒い粘膜である、と書きましたが、これは間違いでした。

正しくは「学研の図鑑 LIVE 危険生物 新版」より引用させてもらいますが、

「毒棘(どくきょく)の表皮の下に毒腺(どくせん)があり、毒棘が相手に刺さると表皮がはがれ、毒が傷口に流れ込みます」

というのがアカエイの毒の仕組みで、私が粘膜と思っていたヌルヌルしたものは表皮で、毒ではありませんでした。
道理でヌルヌルに触れても何のダメージもないわけと合点がいきました。
こちらが「学研の図鑑 LIVE 危険生物 新版」です。
今回、この図鑑に私の撮った写真が掲載されたことで間違いに気づけました。(赤丸で示した場所)
もし過去の私の記事を読んで、アカエイの毒は針の表面の粘膜である、と覚えてしまった方がおられたら、申し訳ありません。ヌルヌルはただの表皮で、その下の毒腺より毒が放出されるのでした。