相変わらずアカクラゲが多いです。
ここ最近、全国的に異常に暑くなりました。
暑くなると、アカクラゲが皮膚に付いた時の痛みが増します。
理由はよくわかりません。
私は、暑くなるとアカクラゲも元気になって毒が強くなるのだと思っていたのですが、ある時、仲間に「暑いと汗をかくときに毛穴が開くから、毒がよく染み込むのだ」と聞いて、かなり納得しました。
大量のアカクラゲの中から魚を拾う時に、一番ダメージを受けるのが顔です。
特に目。目にアカクラゲが入ったら痛くて仕事になりません。
そこでみんな、防御手段を考えます。
右側がメガネ。これだと、口や頬がノーガードなので痛いうえ、上下の隙間から目にアカクラゲ汁が侵入してきます。
左は顔面シールド。黒い部分はベルクロのバンドになっており、おでこあたりに巻きます。
これは顔の防御は問題ないですが、呼吸のせいで曇りやすく、視界が悪くなりやすい。
色々と試行錯誤の過程で、こんないかついシールドも検討しました。
どれもこれも一長一短あります。
防御力と利便性は反比例の関係にあると申しましょうか。
やはりこういったものはすぐに曇ってしまいます。
温度差で曇るし、クラゲの触手や魚体のヌメリ、魚のウロコなどが張り付き、視界が悪くなります。
曇りや汚れを取るには水洗いが最適ですが、それにはサッと外せる眼鏡タイプが一番早くて楽です。運搬船で魚を拾い終えた後、付けたまま網船の作業にも戻れます。
眼鏡タイプは楽だけど、前述の通り隙が多く、けっこうなダメージをこうむります。
反面、いかついシールドは防御は万全です。しかし、手早く洗えないし網船で作業をするには邪魔になるので、いちいち脱いでどこかに置かねばなりません。 手間がかかります。
結局、色々と試したものの、これだ!というアイテムは今のところありません。皆、痛みか不便さと戦いながらアカクラゲに対処しています。
もうね、赤クラゲが消え去るように神頼みするしかありません。
でもね。もし神様が願いを叶えてくれて、赤クラゲが全て消えたとしてもですね。
、、、いるんですよ、他にも。迷惑なクラゲが。
その名はミズクラゲ。 近いうちに書くことになると思います。
最後に。アカクラゲが顔についてしまってヒリヒリしている時に、水で洗っても、あまり効果は感じられません。逆に、ヒリヒリの範囲を水で広げる感じになってしまいます。
そこは温かいお湯を使って洗ってみましょう。水より簡単にヒリヒリが治ります。
普通の方はあまりフレッシュな赤クラゲに遭遇する機会はないでしょうが、参考までに。