2018.3.20 朝市

先週の土曜日は朝市でした。
大平丸の魚の卸先である株式会社ダイサンでは、鮮魚のほかにスズキの唐揚げを売っています。
新鮮なスズキを業務用のフライヤーでその場で揚げて販売するため、人気は上々でいつも行列ができます。
まあ新鮮と言ってもさすがに、生きているのを捌いて揚げるわけではありません。大量に仕込まねばならないので、準備は前日にやります。水揚げされたスズキを三枚におろして皮を引き、一口サイズにきりわけるのです。
今回、ダイサンが人手不足だったので私も手伝ってきました。
私はスズキはまあそこそこきれいに捌く自信はあったので余裕の気持ちで臨んだのですが、けっこう苦労しちゃいました。
ちょっと厚手の手袋(ビニール手袋?)をはめて作業せねばならなかったのです。
手袋をはめて魚を捌くと、全く勝手が違うものですね。
魚体に包丁を入れた時に刃先がどこにあるのか、全然感じられない。何匹か捌いて慣れるまでは、中骨にお肉を盛大に残したり、切り身をグズグズにしてしまいました。
指先や手のひらの感覚って普段そんなに意識しないけど、やはりとても大事なんですね。

このスズキの唐揚げ、塩コショウとニンニクで下味がつけてあり、アツアツでおいしいです。ほんとに獲れたてのスズキを捌いて作ってます。人によっては「高級魚のスズキを、しかも鮮度抜群のものを唐揚げにしちゃうなんて、なんて贅沢なことをしやがる!」と文句を言いたくなるかもしれません。
しかし数年に渡って朝市で出し続け、いまや行列ができるようにまでなったからには、スズキの唐揚げを販売することにしたダイサンの判断は正しかったといえるでしょう。

こんなスズキの唐揚げが食べられる「船橋漁港の朝市」は
毎月第三土曜日、朝9時からやってます!!
(8月、12月、1月はやっていません)