投稿者「daiheimaru」のアーカイブ

大平丸 2013年12月18日

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皆さんおはようございます。
17日は出港しました。

出現した魚は
マイワシ、コノシロ、ヒイラギ、マアジ(豆)イシモチ。
クラゲなし。
夜行虫なし。

寒いので、表層も静かなものです。
気温の影響をもろに受ける表層は魚にとっても寒いのでしょう。

画像はアクアラインの風の塔。
近くを通りましたので。

大平丸 号外

皆様こんばんは。
時化が続いております。
明日も朝から網仕事です。

明日は東京で『若者は魚食をどう考えるか』という大日本水産会のシンポジウムがあり、仕事が終わった後、聞きに行ってきます。
さばき方教室などの活動を通じて世間のお魚のレベルと接する機会がありますが、結構低いと思います。
アジ、スズキがわからない人がかなりいます(>_<)
実際どんな形してるかわからないで食べてる人もたくさんいるのだろうと思います。
私は今年31になりましたが、小学校〜高校の友人で魚を買って食べる友人はほとんどいません(>_<)
労働で疲れて帰ってきて高くて面倒くさい魚料理はまずしないとのことです。
飯は簡単にささっと済ませる。
忙しい現代人に家庭での魚料理は時代に逆行してるかもしれません。
しかし、日本は海に囲まれていて、海には多大なる可能性があると思います。

ニーズがないが故に流している魚もいます。
知ろうとしない、知らせようとしないの悪循環があると思います。
きっとそれらを国民が食べたらもう少し自給率もあがると思います。
消費者の選択肢は狭くなっています。
かつてはアカエイやダツは美味い魚にあげられていましたが、いまはどうでしょうか。
私は同世代を見ていると、これからますます選択肢は狭まっていくと思います。
伝承されませんので。
現状を分析して、少しずつでも行動していかねばと思います。

乗組員 山本浩司

大平丸 2013年12月9日

皆さんこんにちは。
昨晩は出港しました。

出現した魚は
マイワシ(大羽)、スズキ、サッパ、カタクチイワシ、シロギス、ヒイラギ。
クラゲなし。
夜行虫なし。

マイワシの型が良かったです。
今日は4mはある巨大な碇がひっかかりました。
重いし、網は切れるし大変でした。
タンカーの碇でしょうか。

乗組員 山本浩司

大平丸 2013年12月4日

皆さんこんにちは。
おとといの晩は出港しました。

出現した魚は
スズキ、マイワシ、サッパ、コノシロ、カタクチイワシ、タチウオ、ダツ、サヨリ、イシモチ、シリヤケイカ、アオアジ。

南に下りました。
カタクチイワシの内蔵をみたら、先日船橋港内で釣ったカタクチに比べ脂ありました。
内臓の腸にまとわりつくように脂がくっついています。
ボラの場合は血合いのところな脂肪がくっつきます。
魚によって脂のつくところは違うようです。

乗組員 山本浩司

大平丸 2013年12月2日

皆さんおはようございます。
昨日は出港しました。

出現した魚ですか、
サワラ、スズキ、サッパ、カタクチイワシ、イシモチ、アオアジ、マアジ(豆)ヒイラギ、アカカマス、シリヤケイカ、コウイカ、ヒイカ。

この時期サワラは非常に美味くなります。
網で巻いてきて身割れして血がまわってしまっても持って帰りたい逸品です。
魚へんに春と書いてサワラ。
春を告げる魚。
春産卵で浅場に来るためと言われいます。
この時期産卵に備えてガツガツと捕食し脂にのるのだと思います。
ちなみに少し早いですが、まもなく旧暦の春ですが、美味い時期だから魚へんに春なのか、新暦の春の時期にとれるから魚へんに春なのか漢字に聞いてみないとわかりませんね(笑)

私はあまり世間でいう旬にはこだわりません。
旬は海域によって変わるだろうし、旬をずれても美味い時もありますし、年によって水温の傾向が違えば産卵期がずれ脂質分の蓄えもずれたりもするからです、他にも東京湾の場合は真水の流入量や餌となる魚の動向も大きく関わると思いますし、結構食べてみないとわからないということもあります。
味わってみて、その年の海について思いをはせてみるのも面白いです。

魚というのは旬だろうが旬でなかろうがとれます。そのときとれる魚を吟味し工夫して食べるというのも面白いものです。
例えば、ナメロウですがあれはおそらく脂にのってなくても美味く食べること料理ではないでしょうか。薬味の歯ごたえ、味噌の旨みなどをミックスすることでの素材の風味との相乗効果がでます。
本当に工夫の料理だと思います。
他にも川に侵入するスズキやボラは時々とても臭いが強い時がありますが、香草類やにんにくをミックスすることで、美味しく食べることができます。

皆さんあらゆる魚、あらゆる時期、いろいろな料理にチャレンジしてみてください(^-^)
そっから見える海環境、魚の生き様もあるかもしれません。

乗組員 山本浩司

昨日は

大平丸 2013年12月1日

皆さんこんにちは。
昨日は出港しました。

出現した魚は
マイワシ、コノシロ、イシモチ、タチウオ、アカカマス、スズキ、サワラ、ヒガンフグ、トビエイ、シリヤケイカ。

昨日はマイワシ群をとらえました。
例年、秋にとれるマイワシよりはさっぱりめでした。
と言いますのは晩夏にとれ始めるマイワシは、板子がイワシの脂質分でヌルついてすってんころんしそうなので注意深く歩かねばならないからです。
昨日はそこまではならなかったです。
また皮下脂肪の白い脂の層がなく、見た目にも明白でした。
魚の内蔵の腸にまとわりついている脂肪もわずかでした。
見た目からも脂質分の有無がわかりますので、皆さんもじっくり見てみてください。
私は脂ののりが薄め場合の魚は塩焼きや煮付けにするとパサついてしまいますので、刺身、なめろうなどの生系の料理をすることが多いです。
これも好みですが。

実は昨日は私の学校の後輩が漁の見学に来ていました。
一緒にお刺身、なめろう、煮付け、汁、にして美味しく一杯いただきました(^-^)

乗組員 山本浩司

大平丸 2013年11月25日

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皆さんこんばんわ。
おととい出港しました。
出現したお魚は
スズキ、コノシロ、サッパ、ワカシ、サワラ、サヨリ、イボダイ、イシモチ、アオアジ、マアジ、ドチザメ、アカエイ、ツバクロエイ、トビエイ、シリヤケイカ。

画像はイボダイ。
スーパーではエボダイで売られてます。
イボという響きを避けてるようです。

乗鞍 山本浩司

大平丸 2013年11月22日 

皆さんおはようございます。
昨晩は出港しました。

出現した魚は
スズキ、コノシロ、アオアジ、サワラ、イシモチ、サッパ、カタクチイワシ、カワハギ、コショウダイ、マゴチ、マサバ、ゴマサバ、アカエイ、シリヤケイカ、コウイカ。
クラゲなし。
夜行虫なし。

スズキはとれなくなってきてます。お腹が膨れて抱卵してきてます。

画像は今朝の朝日です。
左側のビル群は幕張。

皆さん良い一日を。

乗組員 山本浩司

大平丸 イベント告知 東京湾大感謝祭

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皆さんおはようございます。
イベント告知です。

11月23日に東京湾大感謝祭というイベントがあります。
今回が第1回目ということです。
これを機に多くの人に東京湾の魚や環境について知って欲しいと思います。
私もボランティアスタッフとして尽力したいところですが出港の時間次第です。
行けたら行こうと思います。

チラシを添付しておきます。
詳細はチラシを確認してください。

乗組員 山本浩司

大平丸 網仕事 

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皆さんこんにちは。
本当に時化がよく続きます。
本日も網仕事。

網仕事の内容を少し。

漁の過程で網には大小様々な無数の穴があいてしまいます。
人の手では決して破れるようなものではないのですが、魚の歯、魚の鰭、アカエイの毒針、底にある障害物にひっかかる、潮の早さ、などで切れてしまうことがあります。
その穴をふさぎます。
スズキなどはなかなか賢く、穴を見つけて逃げてしまうのです。目がいいんですね。
目の大きい魚は目が良いようです。

乗組員 山本浩司