投稿者「daiheimaru」のアーカイブ

2016.2.14 タクシー

先日、5年に一度の船舶免許の更新に行きました。
会場のある駅に8時に着きました。初めて行く会場で、案内状には駅から徒歩10分と書いてあるのですが
地図で確認してもよくわからず、遅刻するのは嫌なのでタクシーを使いました。

さすがに早いものでワンメーターで着いちゃいました。
730円です。

お釣りを100円玉で貰おうと思って1030円を差し出したところ、運転手さんが私に向かって、
「朝6時半から待ってたんだけどね、なかなか来なくてさ」
と言いました。
道中で会話はしていないのに突然言われたもので意味がわからず、
「何がですか?」と聞き返しましたが、返事は無く無言でお釣りの300円を渡され、その後も
何か話す様子はないのでタクシーから降りました。

そこでやっと察したのですが、運転手さんはチップを期待したんですね。
朝早くから場所取りしてたのにやっと来た客はたったワンメーター。駅に戻っても順番待ちの
最後尾だから次の客はいつとれるかわからない。
朝からハズレの客にあたっちまった。いくらかでも多くもらわないとやってらんねえ。
といった気分だったんでしょうね。

それからしばらく頭の中がモヤモヤしてしまいました。
ちゃんと規定の料金を払ったのだから何も迷うことはないと堂々とすべきか。
それともいい歳した大人なんだしちょっとした気遣いでチップを渡すべきだったか。

鬼平や秋山小兵衛なら
「少ないが、これで温かいものでも食べておくれ」
なんて言って小粒銀なんかをスッと差し出すんでしょうが、、、

まあ別に正解なんてないと思いますが、世間的にはどうするのが普通なんでしょうね。

2016.1.23

はじめして。乗組員の鳥海と申します。

今までこの大平丸HPを担当していた山本が退社したため、代わりにブログの更新を引き継ぐことになりました。
東京湾の漁の模様や魚のこと、漁師の仕事や日常などを
書いていこうと思います。

【大平丸】2015年12月25日 獲れたてメール最終

皆さんこんにちは。
昨晩は出港しました。

メインはスズキ。
卵を放出したような魚も多数見受けられました。2月くらいまでは産卵期は続きます。
他にもコショウダイ、ホウボウが混じっていました。

本日で今年の漁は終わりです。

そして私は本日でお世話になった大平丸を退職いたします。
今まで皆さんありがとうございました。

7年間大平丸に乗り気づき感動したのは
東京湾は可能性に満ちあふれているということ。
本当にたくさんの生き物がいます。
そしてこの海は我々湾岸の人々が影響していて環境を作っています。
その可能性を多くの人が知りませんし、環境に関わっていることも知りません。

目の前の海を活かし生きる事は身近な環境の環に入ることだと思います。
その土地と生きることで身近な環境を愛でて、よりよくしようとする気持ちも湧くのではないでしょうか。

来年からは獲れたてメールは終了しブログのみになります。
よろしくお願い致します。

私は独立して船橋で一人小舟でやっていきます。

では皆さんよいお年を!!!

このメールはログアウトいたしますので返信ができなくなります。
ご用の方はこちらまで⬇
ecoumi@gmail .com

乗組員 山本浩司

【大平丸】2015年12月20日

皆さんこんにちは。
昨日出港しました。 

スズキがまとまってとれました。
混じりでサワラがとれました。
なかなかいいサイズでした☆
冬のサワラも結構脂にのっていいですよ。
春の産卵に備えているんで。
というか東京湾のサワラは常時脂にのってる気がしますが。

乗組員 山本浩司

【大平丸】2015年12月10日

皆様こんばんは。
おとといの晩は出港しました。

スズキがまとまって入りました。
そしてマルソウダの群れもとらえました真っ赤な身は黒ずんでもいますがとれたての刺身はくせは全くなくとっても美味しいんですよ~☆

是非機会がありましたら食べてみてください!
新鮮なやつを!

乗組員 山本浩司

【大平丸】2015年11月29日

皆さんこんにちは。
昨晩は出港しました。

マイワシが少し入りました。
大きな群れがいるかと思いましたが、空を見るとその様子はなさそうです。
最近は冬にマイワシが見られる傾向があります。
がっつり秋に入ってきて欲しいのですが。

乗組員 山本浩司

【大平丸】11月17日

皆様こんばんは。
昨晩は出港しました。

シロギスとカワハギ、ホウボウまとまって入りした。
カワハギのざらついた皮の感触がなんとも軍手になじむというか心地良く。
ドチザメの肌感に似てます。
カワハギを肝醤油でいただきたいと妄想したながら氷で〆ておりました。

ホウボウはやはりテンションあがります。あのヒレはいつみても美しいです。
高級魚でなかなかおかずで持っていくことはできませんが(笑)

網に刺さる魚がほとんどシロギス。
こんなにシロギスが入ったのは始めてかもです。
ああぁ天ぷら食べたい!と思いながら拾っていました。
そういえばコモンカスベもよく見ました。形はアカエイみたいですが、
この魚は毒針がないんです。
警戒する必要はありません(^^)d
ムニエルにしてよく食べます。
実は私、おかずのことばっかり考えて魚とってます(笑)

これらの魚が入るというのはそういう底質なんですね。
ここまで言えばどこでとったかわかる人もいるかもですね。
内湾では限られてきますからね。
東京湾内湾といっても多様な環境があるんですね。

湾を把握するなんてとても無理だと思います。だからこそ面白いと思います。
海中を想像してますが潜って見てみたいものです。
 

乗組員 山本浩司

【大平丸】2015年11月6日

皆様こんばんは。
昨晩、おとといと出港しました。

イナダ入ってきました。
例年よりかなり遅いですね。
やっとです!
もう来ないかと思いました。

イナダは網にかかるとゲロっちゃうみたいで、まず胃内容物のカタクチイワシが網にひっかかってあがってきます。
だからイナダがかかると姿が見えなくてもわかるんですね。
酸欠でしょうか。
わりと高速で泳いでそうなイナダは網で動きを止められれば調子悪くなりそうですもんね。
スズキもゲロったりします。
でもイナダほどでは。

とにかくむさぼるように餌(カタクチイワシ)を食ってイナダサイズでも脂ののりがすごい!
腹身はトロみたいになってます。

乗組員 山本浩司

【大平丸】2015年11月3日

皆さんこんにちは。
昨晩は出港しました。

マルアジ、マアジ、マサバの混じりでした。
いずれも小群れをとらえました。
マサバもいましたね。
まだまだわかりませんね。
うろついているようですね。

いいサイズのワラサも入りましたよ~。
珍しいところでハンマーヘッドシャークも入りました。
もう少し南では頻繁に見れるみたいですが。
ここらで見れるのは70センチくらいの小降りのものばかりです。
なので全然怖くないですね。

乗組員 山本浩司

【大平丸】2015年10月29日

皆さんこんばんは。
29日の晩は出港しました。

アオアジの群れとらえました。
アオアジといっても緑がかってます。
あんなにとれたのは初めてでした。
アオアジは地方名で種名はマルアジです。この辺ではマルアジはアオアジと呼びます。
すっかりサバはいなくなってしまいました。
一瞬ですね。残念(>_<)
餌を食って湾の外に行ってしまったのでしょうね。
ワラサの群れもとらえました。
小さい群れですが。
例年はイナダサイズが多いのですが、ワラサです。
なかなかのサイズ。
魚倉にいれる時はなかなかの暴れっぷり。遊泳力ありますもんね。
ワラサは出世魚で東京湾では
ワカシ➡イナダ➡ワラサ➡ブリ
となります。
この魚は地方によって呼び方変わりますので要注意。
私は以前三陸に住んでいたときはワカシはショッコと呼んでいましたし、築地ではワカシサイズをフクラギとか呼んでいるところありますね。
一般消費者はこんなことわからないからブリの子供にしとけばわかりやすいんですがね。
魚の呼び名はTPO をわきまえて(笑)

マダイとチダイの群れも入りました。
マダイとチダイも似ていて普通の人はわからないかもしれません。
私は尾びれの縁が黒い(マダイ)ので見分けるのが好きです。
困った時はGoogle先生で画像検索です。
Google先生とはGoogle検索のことです笑
キーワードは「マダイ チダイ 違い」ででてきます。
相場が違いますので知っておいたほうがいいでしょう。買う時は要注意です。

乗組員 山本浩司