前回8月23日、海は穏やかだったけどスズキの獲れるアテがないから時化た、と書きました。
今年はとにかくスズキが獲れません。
もしかして今までに獲りすぎたせいで東京湾にスズキは居なくなってしまったのだろうか、と、6月くらいから毎日、不安に思っていました。
そしたら、いきなり獲れだしたのです。
台風9号のあと、2回出漁しました。
具体的な数量は書けないのですが、この2回の出漁で、先月に10回出漁したのと同じ量のスズキが獲れたといえば、先月の不漁、今回の豊漁がわかるかと思います。
いやあ、スズキは居てくれました。ありがたいことです。
しかし、一体今までどこにいたのでしょう。例年スズキが獲れる場所にはさっぱりおらず、台風で海が荒れたら出てきたのです。
腕の立つ漁師3人に聞いたところ、口を揃えて
「大雨のせいで川から出てきたんだべ」と言いました。
スズキは汽水魚(きすいぎょ)なので、海水でも淡水でも生きられます。今年のスズキは例年のこの時期とは違い、川にいたようです。
なぜ川にいたのか、なぜ大雨が降ったら海にでてきたのか。
それはわかりません。スズキに聞いてください。
今回の記事を読んだ方は、「じゃあ、大雨の後は魚が獲れるんだ!」と思われるかもしれませんが、さにあらず。
豊漁が続いていたのに大雨が降ったらパッタリと魚が居なくなってしまったという経験を私は何回もしています。
結局、海はわからん。の一言に尽きます。
そういえば今回、ウミガメが網に入りました。近いうちに記事にしようと思います。