2025.5.17 川エビの季節

夜の港を散策してライトで護岸の際を照らすと、赤く光る小さな点が水中のあちらこちらに見えます。

エビの目が光っているのです。

エビが出てくる季節になりました。
毎年、夏が近づいてくるとどこからともなく現れます。

撮影用に1匹採取してきたのですが、名前がわかりません。

この個体を採取した場所はいつもテナガエビが群れているポイントなので、私はこれを捕まえるまではテナガエビと思っていました。
しかし網ですくってみたらテナガエビとはまるで違いました。
調べると、どうもミナミヌマエビというのに似ている気がしますが、スジエビというのも見た目が似ているうえに生息環境もほぼ同じなので、結局私には種を特定できませんでした。

まあ種はわからなくとも、今年も出てくる時期になったか、と、私なりの季節感の指標となる生物の一つが川エビなのでした。

温暖化だとか乱獲だとか黒潮大蛇行だとか、原因はよくわかりませんが東京湾に限らず魚種の変化が問題になる昨今、いつも通り居てくれた川エビに感謝です。

今回撮影用に採取した川エビですが、丁重に元の場所にお帰り頂きました。

いきなり話は変わりますが、居酒屋の「川えび唐揚げ」、おいしいですよね。