大平丸 2013年7月9日 乗組員のぼやき

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今、海の上にいます。
幕張沖です。
この時期、海は赤茶けた色をしています。
豊富な栄養塩のもと水温があがりプランクトンが大量に発生しているからです。
局所的に赤潮も発生しています。夜間その上を船が通ると緑白色に光ります。夜行虫がいるからです。
透明度のない海はやはり汚いイメージをもたれてしまいます。
この色が人々を東京湾から遠ざけている気がします。
南風がふけば、湾奥の船橋港には人が捨てたゴミや流れ藻があつまります。
景観が悪くなりこれも人を遠ざけてしまいます。
この流れ藻の中に様々な稚魚たちが息づいています。

実は身近な海東京湾にたくさんの種類の生物が存在していることをなんとか発信したいところです。

画像は先日船橋港の岸壁にいたトビウオ赤ちゃんの群れ(画像2)とシーラの稚魚(画像3)
この時期になると、流れ藻につくカエルアンコウ科のハナオコゼなんかもたまに顔をみせます。超可愛いいです(≧▽≦)

乗組員 山本浩司