今年は5日が仕事始めで初漁に出たのは8日でした。
漁獲はコノシロが運搬船の9割くらい獲れ、幸先のよいスタートをきることができました。
今年もコノシロが居てくれることに感謝です。
しかしそれからしばらく強風が続き、次に出港できたのは一週間後の15日でした。
そしてこの日がまさかの漁獲ゼロでした。
コノシロの群れが全くおらず、漁場をめぐっても網を一回も張りませんでした。
私達を含め船橋には巻き網船団が3つありますが、そのすべてが出港したけれどコノシロを見つけられず、網を張ることなく帰港したのです。
三船団が出漁して、海が荒れてきたわけでもないのに網を張らずに帰港するなんて過去にあったかどうか、私の記憶ではありません。
もちろん、東京湾から魚が消えたわけではありません。
カタクチイワシやマイワシ(小)のような反応は魚群探知機にいっぱい映りました。
スズキやボラの反応もしかりです。
旬や需要に関係なくなんでもいいから魚を獲れというなら、いくらでも獲れます。
ただ私達は今はコノシロしか狙っておらず、そしてこの日、私たちの漁場にコノシロが居なかったというだけです。
今の時期の我々の稼ぎはコノシロにかかっているので、それが居ないとなると非常に困ります。
しかし親方は、「また強風や雨が降ったりして海の様子が変わればコノシロは出てくるさ」と言い、それほど悲観はしていません。
私もそう思います。
そう思えるのは一週間前の初漁でちゃんと漁獲があったからです。
こういう時に会長と話すとよく言われるのが、
「海は良い時もあれば悪い時もある」
という台詞です。
漁をしていると一日ごとの水揚げに一喜一憂して喜んだり不安になってしまいがちです。
自然相手の商売なので、当たり外れの波も大きいですが、漁獲が奮わないときでも上がどっしりと構えていてくれると、我々乗組員は助かります。
サムネの写真が何もないので大量の鵜(う)の写真を貼っておきます。
