小さなエボダイが網に混じってきました。
おいしい魚なのに「イボ」なんて名ではあまり気分が良くないから、エボと呼ぶようになったと聞いたことがあります。
この魚は昔から夏場に網に混じってきますが、まとまって獲れることはなく、せいぜい数キログラム単位です。
大きさは大人の手の平くらいあれば良いサイズです。
今回網に入ったのは大きいものは14cmありましたが、小さいものは尾まで含めて10cm程度で、売り物にならないサイズでした。
生きていれば海に返すところですが、クラゲにもまれて死んでしまっており、もったいないからと運搬船の船長が私にくれました。
小さいから塩焼きでは身をほじるのが大変そうなので、三枚おろしで酢締めにして中骨を溶かし、なるべく大きな塊で食べられるようにしてみました。
結果は満足のいくものでした。
エボダイは小さくても旨味が強く、味がしっかりとしており、とてもおいしかったです。
(写真の一番右だけは違う魚、キビレです)
そういえばエボダイについては過去に取り上げた記憶がないので、大きいものが獲れたらまたリポートしたいと思います。