20日に今年の漁は終了しました。
今年の夏場はスズキとコハダの相場が良かったうえに、冬場のコノシロはここ数年と違い、少なめの漁獲制限もかからず、コロナ前の数年も含めたなかで久し振りに好調といえる年だったのではないかと思います。
ただ、今年私達が好調だったのはたまたま運が良かっただけです。
全国的に漁業や魚関連のニュースで、今年は海水温の移行が異常なせいで、通常なら獲れる魚が居ないという話だらけです。
現に我々の漁場でも今年は秋にイナダがさっぱり獲れませんでした。
先ほど我々が運がよかったと述べた理由は、夏場のスズキが例年より獲れたうえ遅くまで相場を保てたことに加え、冬場の需要増を見越して少し前倒しされたコノシロ漁が、獲るべき魚が居ない秋をうまく埋めてくれたというところです。
獲れていた魚が獲れない一方で、今年の春先にはミズクラゲが大量発生してニュースになったりしました。
高い水温はミズクラゲには好ましい環境らしく、今後も悩まされると思うと頭が痛いところです。
一月には羽田にトドが現れたり、クジラが海ほたるあたりで泳ぎ回ったりなどといったニュースもあったし、現在進行形で各地で続発する魚群の打ち上げなど、異常気象に関わる行動なんでしょうかね。
その他諸々、先のことを思うと頭が痛くなることだらけですが、
なにはともあれ今年一年、大きな怪我や事故もなく終えられたことを喜びたいです。