前回、東京湾のアクアライン以北からサッパが消えたと書きました。
私たちは今は漁に出ていませんが、底引き網は出漁しています。
そこで水産会社の人に、サッパを見かけたら取っておいてほしいとお願いしておいたら、手に入りました。
これがサッパです。
このサッパはウロコがだいぶ剥がれてしまっているので、そこまでカタボシイワシに似ているようには見えないかもしれませんね。
下の写真の一番上が小さいカタボシイワシです。
底引き網漁船の漁場は、私たち巻き網とそんなに変わらないので、サッパは東京湾に普通に居たということになります。
水産会社の人に聞いても、「前から居るよ」と言っていました。
持論に固執するわけではありませんが、ここ数年、私たちの網には全く入らなかったので、消えたものと思っていました。
サッパを全く見なかったということには、運搬船の船長も頷いてくれています。
網船が獲った魚は全て運搬船に揚げますが、船長は全ての魚を見ています。この人が見ていないと言うなら、網には間違いなく入っていません。
しかしまあ、そのうちにまた巻き網にも入ってくるようになるのかもしれません。
仲間が、サッパが居るならイワシを期待できるかな、と言いました。
以前、マイワシが大漁だった年に、サッパも多く沸いており、イワシと思って網を張ったら大量のサッパで難儀したことがあったからです。
いやほんと、マイワシがきてくれることを強く願います。
ところでせっかく久し振りのサッパなのでいただくことにしました。
こちら、希少な東京湾船橋産のサッパをふんだんに使用した、お造りと塩焼きの一皿でございます。
お皿がデカいという御指摘には当たりません。
サッパが小さいのでございます。