先週獲れたわらさとさわらです。
わざと平仮名で書いたけど、ワラサとサワラ、紛らわしいですね。
写真の2尾、全長は測り忘れましたがどちらも3.5kgです。
(下の発泡スチロールは端から端まで79cm)
同じ重さでも体型がもともと細長いサワラと、ずんぐりしているワラサとでは全長にこれだけの差があります。
この写真のワラサですが、ワラサとしてはちょっと小さめです。しかしイナダと呼ぶには大き過ぎる。
今までこのブログ内でブリの成長順の呼び名として、ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリと書いてきました。
実はイナダとワラサの中間を指す呼び方として、「サンパク」というものがあります。あまり一般に知られていない呼称だし、「小さめのワラサ」とか「大きめのイナダ」と言った方が世間には通じやすいので、あえて書いていませんでした。
今回の写真のものはワラサ寄りのサンパクと私は思います。
今年の五月に、ブリの稚魚をモジャコと呼ぶとの記事を書いたので、これで当ブログ内におけるブリのサイズ別呼称は モジャコ→ワカシ→イナダ→サンパク→ワラサ→ブリ となりました。
まあ明確で正式なサイズ規定がある訳ではないので、あまり細かく分けても意味はないんですがね。
私はこのワラサを食べましたが、ひと月ほど前のものよりずっと脂がのっていました。捌いた時に胃袋の中を見たら、半分消化されたカタクチイワシでパンパンに膨らんでました。絶賛成長中のようです。
サワラは食べてないので食レポできません。
なぜならワラサの4倍近いお値段なので、おいそれと手が出せません。
サワラは夏場でもかなり脂のある魚です。「寒ざわら」といわれ栄養を蓄えている今は、さぞかし美味なることでしょう。
こういう脂が強い魚には、サクの表面をバーナーで焼く「炙り(あぶり)」がよく合います。炬燵に入って「寒鰆の炙り」で熱燗を一杯、なんてこたえられないでしょうねえ。
まあサワラは手に入らずとも、今回のワラサは脂が充分にあるので、私は炙りました。
「鰤(ブリ)の炙り」。とてもおいしかったです。
ところで良い子のみんな。「鰤の炙り」の語順を逆にして、「炙り鰤」って言っちゃダメだぞ。
お食事中に発音するとパパとママに怒られちゃうからな。
「あ ぶりぶり」って言わない。おじさんとの約束だぜ。