先月はスズキがたいして獲れませんでしたが、代わりにマサバがまあまあ獲れました。
夏場にマサバが獲れるのは初めてではありませんが、今回は量が多くしかも継続したのが珍しいです。
私がこの大平丸ブログを受け持ってから三回目の夏が過ぎましたが、自分で思いますが「海の様子がおかしい」ということをよく書いています。
ここ数年、以前と比べ獲れるべき時期や場所にかなりの変化がでています。(以前とは、私が大平丸で働き始めた2001年以降のことです)
私が書いた記事からからだけでもいくつか例をあげますと。
☆今まではスズキは6月頃から獲れ始め、7月、8月には景気よく獲っていたのに、8月後半になってからやっと獲れ始める
☆タチウオやサワラが今まで居なかった場所でけっこうな数が獲れる
☆秋に回遊してくるサバが夏に獲れ、初秋に獲れるイナダが春に獲れた。そして秋には全くみえない
まあ「海の様子がおかしい」というのは漁師視点な訳で、魚からすればいつどこを泳ごうが魚の自由です。餌や温度など快適な場所を求めて移動しているその環境に、今までと変化があったということなのでしょう。
その環境の変化とは、近年の猛暑、強烈化する台風、黒潮大蛇行、何が原因なのかは私にはわかりません。
居るべき時期にいない、居ないはずの場所にいる、こういったイレギュラーな事態はどう捉えるべきなのでしょうね。
そういえば三か月ほど前、内湾でクジラの目撃情報が相次いでテレビでもニュースになりました。
ニュースは一過性で終わりその後の報道はありませんが、このクジラはまだ居ます。今月に入ってから刺し網漁の人が遭遇し、動画を撮影しました。
う~ん、内湾が気に入ってしまったのだろうか。
どうせ居着くのなら、ギマやアカエイを主食にしてくれればありがたいんだがなあ。