直近で漁に出た三回のうち二回、スズキがかなりの量獲れました。
本当だったら私は「大漁」と言いたいくらい獲れたのですが、「大漁」かどうかは親方が判断することであり、今回は親方は大漁とは判断しなかったために私もその言葉は使えません。
「大漁」かどうかは周囲の漁獲量や相場も考慮する必要があるので、なかなか判断は難しいのでしょう。
なので私は大漁ではなく大量という言葉を使います。
ところでこの二回のスズキ大量のうち、最初の一回には体験乗船の若者が乗っていました。
過去の記事を読まれている方ならわかるかもしれませんが、この若者はアヤがいいです。
六月中はさほど獲れていなかったスズキが、この若者が乗った日に大量だったのです。
私はこんなものはただの偶然としか思いませんが、昔ながらの漁師にはこういう縁起を気にする人が未だにいるのも事実です。
ちなみに5年前に高校生が体験乗船した日がありましたが、その日はいつもに比べスズキやサバが大量にとれました。
その高校生は今、網船(逆網)の船長をしています。