2016.2.21 船橋朝市

昨日は船橋港で朝市がありました。
規模は小さいですが毎月第3土曜日に開催し船橋産の海産物や野菜を売り、軽食のお店もいくつか出店しています。
催しの一環として「お魚さばきかた教室」が開かれます。
昔、とあるホテルで和食の料理長をしていた人が、丸のままの魚の捌きかたを一から教えるというものです。
午前9時から10時まで、10時から11時までの2部あり、毎回各部に10人ほど参加者がいます。
料理長一人では全員を見きれないので、私と、以前「獲れ立て情報」を書いていた山本が毎回お手伝いしています。
進行の流れは、まず料理長(マタイさんという名前です)がウロコを取ってから内臓を外すところまで手本を見せ、それから各自に1匹ずつ用意された魚を自分でさばいてもらいます。全員が内臓を外し終わったらマタイさんが切り身にするまでの手本を見せ、皆さんにもそこまでやってもらいます。

手馴れた人がやっているのを見てると簡単そうだけど、いざ実践となって包丁を持つと途端に勝手がわからなくなっちゃうもんです。
そこで先生と私らお手伝いの3人で教えて回るんですが、魚をさばくのは初めての方が多いのでなかなか手が足りません。
一人にちょっと時間をかけちゃうとすぐに、他の方から「先生!先生ぇーっ!」と助けを求める声が聞こえてきます。
そちらに行って教えているとまた別の方から「先生!先生ぇーーっ!」と、、、
先生稼業も楽じゃねぇぜ。
本当は一人ひとりに付きっ切りで教えたいのですが時間の制約でそうもいかず、毎回、教え切れなかったことを悔いています。

こんな感じで今まで数百人の方を見てきて一つ気付いたのが、男性と女性の違いです。
男性の場合、わからなくても自分なりにガシガシ進めていき、こちらが少しアドバイスすると「ふむふむ!ほう!なるほどなるほど!」と言って更にガシガシ進んでいきます。三枚におろすのに失敗しても「ああ!やっちゃった。これじゃ刺身にはできないな!。わはは!!」と明るく前向きなのに対し、
女性はわからないとフリーズ。包丁持ったまま固まります。私らが他の人に教えている状況だと、呼ぶのも遠慮してしまうみたいです。
失敗すると、「ああ、、、すいません、、、ごめんなさい」と詫びてきます。授業料と魚代としてお金を頂いてるんだし、謝られたりするとこっちが恐縮しちゃいます。
まあ元気で活発な女性も多いですが、とにかく私の経験上では男性は教える手間が少なくてすみます。
そんな訳で私はなるべく重点的に女性の方に気を配るようにしています。

けして、下心で女性ばかりに教えるわけではありません。
女性の手を取って包丁の使い方を教えるのも、ケガをされては困るから仕方なくやっているのです。
若い子と年配の方が居たら若い子のほうにいくのも、料理経験が少ないだろうと考えてのうえです。
けして、下心ではありません。ありませんったらありません。