皆様こんにちは。
ただいま浚渫船の監視当番で幕張沖に停泊中です。
本日は北東の風にて青潮が発生しております。昨日からすでに発生しておりましたが。
ご存知の方はいると思います。
北よりの風が吹くと湾奥に湧昇が生じて青潮が発生します。
表層の海水が移動し、それを補うように海底の海水が湧昇します。その時海底にたまった硫化物も上昇し、表層の酸素に触れ酸化してそれが青く見えるのです。
あまりいい現象ではありませんので、東京湾で働いてる身としては正直あまり言いたくないのですが、東京湾を知ってもらう上で皆さんに知っといていただきたい現象の一つです。
岸際は貧酸素で小魚が酸素不足のため浮き上がってきます。
大量斃死につながる原因です。
根本の原因は人間が原因ですが。
なんとかならないかと思いますが、どうしたらいいかわかりません。
画像?は青潮の切れ目(茜浜付近)
画像?はただいまの停泊中の位置
この位置からだと浦安〜船橋〜花見川にかかっているように見えます。
ヘリコプターなら一目瞭然ですが、水面からだとはっきりした分布はわかりません。
乗組員 山本浩司