2026.10.31 魚を捌くときの道具

魚の捌き方教室をやっていた時によく、
「お勧めの包丁は何ですか?」と聞かれました。

これは私にはなかなか一言では答えづらい質問でした。

捌く魚種やサイズ、またその人の性格と体格、熱意、懐事情などによって、選択肢が幅広くあるからです。
(性格は手入れをマメにするかどうかでハガネかステンレスかの違いがあるし、体格は180cmの人と150cmの人では20%も違うのでお勧めのサイズも大きく異なります)
この質問に私はだいたい、「本格的に始めるならば、中型サイズの出刃包丁があれば色々な魚に対応できます」と回答していました。
私自身は大型の鯛から小さなコハダまで、普段使いのステンレス製三徳包丁で捌きます。
ただ私は包丁のみではなく、色々な道具も併用します。
今回は魚捌きにあると便利な道具をご紹介します。
まず万能ハサミです。

魚捌きの手順で真っ先に言われるのがウロコを取ることですが、魚種によっては私はまずヒレを切ることをお勧めします。

鯛やスズキのヒレは非常に硬くて鋭く、刺さるととても痛い思いをします。
写真には通常サイズとミニ万能ハサミの2本が写っていますが、ミニ万能ハサミでは写真のサイズの鯛のヒレの骨は切れませんので、買うなら通常サイズのものがよいです。
次にウロコ取りです。
ウロコを剥がせる道具としては包丁、ウロコ取り、しゃもじがあります。
今回のコショウダイは普通の鯛よりウロコが小さく硬く、しゃもじは通用しませんでした。
私はウロコ取りで全体のウロコを剥がした後、細部の取り残したウロコを包丁の切っ先で取ります。
次はエラと内臓を取った後の血合いの処理です。

ここはブラシ的なものがあると便利です。

小型魚には使い古しの歯ブラシ、大型魚には大きめのブラシがあると良いです。
私は100均のお掃除コーナーにあったブラシを使っています。
ここまでで魚の下ごしらえ、和食の世界で言う「水洗い」が終わりです。

あとはお好きな包丁でお好きに捌けばいいと思います。