四月からは近場でコハダ狙いの漁をしていましたが、そろそろコハダの需要が下火になってきたので、漁場を少し南まで広げて他の魚種を探ることにしました。
東京湾は南に行けば行くほど網に入る魚種が増えます。
この日、一回の網で四種類のカレイ目(かれいもく)の魚が入りました。
1番はイシガレイ。
イシガレイは背中の部分に非常に硬い突起があり、この特徴さえ知っていれば間違いようがありません。

このイシはとても固く、下手をすると包丁の刃が欠けるので、捌くときには注意が必要です。
2番はマコガレイです。
私としては外見的に「The・カレイ」と呼びたくなる、標準的なカレイの形をしていると思います。
私が漁師になった25年前にはよく見かけましたが、ここ十年くらいは巻き網ではあまり見かけなくなりました。
3番はウシノシタです。
正式名称はクロウシノシタですが、フランス料理で「シタビラメのムニエル」として出されているのがこのウシノシタです。
シタビラメと呼称されてはいますが分類学ではカレイ目ウシノシタ科なので、カレイの仲間として扱っています。
とてもおいしい魚です。
さて最後の4番目ですが、正体不明です。
体表がやけに荒れていますが、これは網でこすれてしまったのか元からこうなのか、わからないのです。
体型はカレイの標準型に比べ菱形っぽさが強く、イシガレイでもマコガレイでもないと思います。
そこでこの4番の写真を切りぬいて画像検索してみました。
すると、「全体的に黒いのでカラスガレイです」
と判定されました。
なるほどと思いつつカラスガレイの写真を検索してみると、この4番とは似ても似つかぬ細長いカレイでした。
カラスガレイではないのは明らかなのでもう一度4番の写真で画像検索をかけてみると、今度は「これはナメタガレイです」と判定されました。
そこでナメタガレイの写真を調べてみると、これまた4番とは体型が全然違うカレイでした。
同じ画像で同じアプリで検索したのに、一回目と二回目で全然違う結果が出ました。
じゃあもう一度検索したらどうなるのかと試したところ、
「これはクロガシラカレイです」
と言われました。
どないなっとんねん。
まあ、ピンボケ気味でハッキリしない写真だからしょうがないですね。
次に4番のカレイが獲れたら、その時は丁寧に写真を撮り、特徴も把握して何カレイか調べることにします。