2025.9.30 中途半端なイワシの群れ

魚が居てくれることは本当にありがたいことであるという前提のもとで話しますが、今、我々の漁場に、とても中途半端なマイワシの群れが点在しています。

数日前に一度の網に入ったマイワシです。
サイズがてんでバラバラです。比率は大きいのが一割程度で後は小さいものでした。

下の小さい2尾は網の目に刺さってしまうので、これが大量だと大変なことになります。

これらのイワシが入った時の網の状況をお話しします。

親方がソナーと魚探(魚群探知機)を使ってスズキを探していたところ、あるポイントでマイワシっぽい群れとスズキの群れが隣り合うほどの近さにありました。
ここ最近のパターンからイワシはソウメ(網に刺さってしまう小型)だろうと考え、イワシの群れを避けつつスズキが獲れるように網を張りました。
ですが、その時にイワシの群れを少しかすめてしまったそうです。
結果、その網はスズキが獲れましたがイワシも少々網に刺さってきました。

親方は今回はソウメの群れを警戒し把握してうまく避けましたが、毎回必ず避けられるとは限りません。

イワシに刺されるのが嫌ならば網の目を小さくすればよいし、実際に目の小さいイワシ用の網も持っています。
しかしイワシ用の網は他魚種への対応が難しくなるというデメリットがあり、そう簡単には交換できません。

まったくもって、サイズも量も中途半端なイワシの群れに困らされています。

食べればおいしいのでオカズとしては最高なのですが。
刺身、塩焼き、煮付け、フライと、どのようにしてもおいしいです。

今回は南蛮漬けを試してみました。
小さいイワシは骨が全く気になりません。
実験で大きいものも丸ごと揚げてみましたが、中骨は溶け切りませんでした。
私は平気でしたが、骨が嫌いな方は三枚におろして中骨を除いてから揚げるとよいでしょう。