2025.8.13 ワカシとマイワシ

海の変化は急に訪れることがあります。

8月6日に出港した後に一日時化をはさみ8日に出たところ、たった1日あいただけなのに海の様子がだいぶ変わっていました。

6日には一尾も居なかったワカシ(ブリの幼魚)が、8日にはトン単位で網に入ったのです。
上は今回ワカシが入った網ですが、ブリ系は網を締めこむとこのように水面が賑やかになります。

そして同時にワカシだけではなくイワシもけっこう入ってきました。

これも今回の写真ですが、ワカシとは別の場所でマイワシが入った網です。
マイワシもこのように水面で跳ね回って壮観です。コノシロではこういう水しぶきはあがりません。

マイワシは去年の暮れに小羽と呼ばれる小さいサイズのものが湾内に巡ってきていましたが、ひと月ほどで消えました。

それからしばらくほとんど見かけなかったのが、8日にまたけっこうな量が網に入ってきたのです。

本当にたった1日で今まで居なかった魚がどっと入ってくるのだから、おもしろいものです。

おもしろいといえばもう一つ、今回入ってきたイワシの群れですが、小羽だけでなく大きいサイズも居たのです。

例えば去年の暮にきたイワシは全て、小羽と呼ばれる15cm程度の大きさでした。
去年獲れたサイズ↓

しかし今回私たちの網に入ったのは、大羽と呼ばれる20cm超えの立派なサイズでした。
今回獲れたもの↓

捌いてみたら脂もまあまあのっており、塩焼きにすると黄色い脂がポタポタと落ちるほどでした。

この大羽が獲れた日以降は時化と盆休みに入ったので出漁していませんが、次回の出漁では海の様子がどうなっているのか楽しみです。