前回の記事で7月前半に3回出漁したと書きました。
3回目に出漁したのは13日でしたが、それから半月も時化が続き次に出漁できたのは28日でした。
28日は朝だけナギで昼には風が吹いてくる予報だったため、朝方の短時間だけコハダ漁をしたので、通常の漁より時間が短く、漁獲もそれほど多くはありませんでした。
次にまともに出漁できたのは29日の夜で、夜のうちにスズキが大量に獲れたうえに翌朝はコハダにも恵まれ、良い漁獲量で帰港できました。
帰港したのが30日の朝7時頃で、水揚げが終わったのが8時半くらいだったと思います。
ちょうどカムチャツカで大地震が発生したころです。
そして9時40分に東京湾に津波注意報が発表され、船橋市にも避難指示が出されました。
船橋漁港は高さ2メートル半のコンクリート製の防潮堤で周囲を囲まれた構造になっており、出入りは防潮堤に設けられたゲートから行います。
このゲートは殆ど年中開放されていますが、年に数回、台風や大雨のせいで潮位が通常の変動より大きく上がる際に閉められます。
今回は東京湾内湾の津波注意報により閉まりました。
これが普段の船橋漁港の入り口です。
これが防潮堤の側面です。左側のコンンクリートが防潮堤で右側の灰色の物体が可動式のゲートです。
かなり厚く安心感があります。
今回の地震の影響は船橋にはあまりありませんでしたが、こういう防災インフラの構築はとても大切なことと改めて考えさせられました。