2017.3.15 のりおき

三月。今シーズンの漁が始まりました。
一月にも出漁はしていましたが時期的に時化が多く、そして二月は船橋の巻き網は出漁しないきまりがあるらしく、丸々一か月間、船の整備と網の補修作業を行うので沖に出ません。

なので感覚としては三月は新学期に近いです。
「のりおき」とは、この三月の一番初めに出漁する日のことを言います。
しかし別段これといって変わったことをするわけではなく、通常通り出漁し、帰港して水揚げするだけです。
昔はのりおきの日は帰港すると大漁祈念のお酒や寿司が振舞われましたが、いつの間にかやらなくなりました。
70代のベテラン数人に「のりおき」のことを聞いたことがありますが、ただ初出漁の日を指すだけで、言葉の意味や故事・由来などはみんな知りませんでした。
そんなわけでこの「のりおき」という言葉は知っていてもあまり意味がありません。使い道としては、新人の前で
「ふっ 明日はのりおきだな、、、」などとさりげなくつぶやき、ちょっとベテランぶるくらいですかね。

今年ののりおきの日は、まずまずの漁獲がありました。
今年も東京湾の豊漁を願うばかりです。