2016.5.24 あたためますか

ひとつきほど前のことです。
深夜のコンビニで弁当を買いました。
レジで「あたためますか?」と聞かれましたが、すぐに食べるつもりではなかったので「大丈夫です」と返答しました。
すると店員は訝しげな視線を私に向け、
「大丈夫??」と聞き返してきたので、私は「あ、温めなくていいです」と言い直しました。店員は頷きもせず無言で袋に詰めました。

どうやら日本語にこだわる店員だったようです。
たしかに私の言った「(温めなくて)大丈夫です」は正しい使用法ではないし紛らわしかったかもしれないですが、しかしわざわざ突っ込むほどですかね。
温めるか?という問いに対して「温めても大丈夫である」という使い方をする人って、そんなに居ない気がします。

そこで他の人ではどうなのか試すべく、いくつかのコンビニで毎回違う店員に接して温める物を買ってみました。計9人。そのうち外国人2人。
店員「温めますか?」
私 「大丈夫です」
9人全員、聞き返されることもなくこれで意思の疎通は済みました。

こんなこと普段は意識してなかったのでよく覚えてませんが、私は昔から「大丈夫です」と言っていたと思います。そして今まで何の問題もなかったので、今回の店員のオウム返しには意表をつかれたのです。
この店員のような人には否定のつもりで使う「結構です」や「いいです」も通用しないんでしょうね。「温めても結構なんだな?温めてもいいです、ということなんだな!」などとまくしたててきそうです。
きっぱりと「いえ」と断っても「yeah!?」とか返されそうだし、「いいえ」と言えば「いい家!?」とか言われそう。とにかくどんな返答をしても絡まれる気がしてならない。

こんな細かいことに絡んでくる店員は嫌だなあ。と考えていたら、こんなことを気にしてデータを集めて文章にまでする自分は、傍からみたらもっと細かくて嫌な人間なのだろうか、と気付いてしまいました。
人の振り見て我が振り直せとはこのことでした。